銀誓館学園高校遠古鴫キャンパス1年6組

銀誓館学園高校に編入してすぐに、ちょっとしたハプニングがありました。
それは、冬休みも明けて間もない高校1年6組の教室でのこと――。

「――それじゃあ、席はそこね。」

簡単な挨拶を済ませた後、担任の先生に示されたのは、一番廊下側の最前列。
ちょっと黒板が見づらそうな席ですけど、そこはきっとなんとかなりましょう。
担任の先生も女性で、何となく安心です。初めてのクラスでまずほっとできるのって、良いことですよね。

私は朝のホームルームを終えてざわつく室内で、まずはお隣の席の方にご挨拶をすることに致しました。
私の左隣の席に座っていたのは、どこか見覚えがある、白銀の長い髪をした女の子。
お隣の方が同性であることに内心ほっとしながら口を開くと、それまで教科書の準備をしていた彼女もほぼ同時にこちらを向きました。

「あの……あら?」

しばし、間。

そして、それを破ったのは彼女のほうでした。

「ようこそ、銀誓館学園へ。まさか同じクラスの、それもお隣になるなんてね。」
「……あの、永遠月光鈴さん、ですね?」
「そうよ。改めて、これからよろしくお願いしますね。」
「は、はい!こちらこそ、どうぞよろしくお願い致します。」

何と、お隣の席はクルースニクの少女、永遠月・光鈴さん(夜闇に輝く白銀の月・b47320)でした。
以前まりあさんが仰っていた「私の友人が背後者を務めている女の子」です。
まりあさんの計らいで銀誓館学園に編入する前から少しずつ交流を持たせて頂いておりました故、出来るならば編入するときに同じクラスになれたならば…とは密かに願っていたものの。
それどころかお隣の席になれるなんて、望外の喜びです。何ということでしょう!

それから私達はその日のうちにあっという間に親しくなり、私は光鈴さんに様々なことをご案内して頂きました。
教室のテレビ放送のこと、運命予報士さんのこと、美術室のこと、クラブ棟の結社のこと……本当にたくさんのことをとても丁寧に教えて下さいました。

「まずは、教室でいろいろな冒険依頼の記録を読んでみると良いですよ。それから、美術室も見に行ってみると面白いと思います。いろんな方が描かれたものを観ることが出来ますから。」
「はい! では早速、今日の帰りは美術室に寄ってみたく存じます。」
「もし帰り道に余裕があれば、結社もいろいろ見てみて下さいね。ここから歩いて5分くらいのところに、私がよく出入りさせて貰っている『刹月の光鍵』という結社の建物があるんです。皆さん良い人ばかりだから、安心して立ち寄ってみて。」
「はい、是非に!」

何だか、銀誓館学園でのこれからの生活がとても楽しみでならなくなって参りました。
今日この後は、そして明日は、明後日は……一体どのようなことに巡り会えるのでしょう、ふふっ。

------------------------------

あとがき。
------------------------------

はい、お久しぶりです…も何も、前回の執筆から2日しか経ってませんね!?
我ながら吃驚、月城まりあです。

今回は泰花(b58524)が銀誓館学園高校に編入した直後のことを描いてみました。
友人のキャラクターである永遠月光鈴さん(b47320)と、同じキャンパス・同じクラス・しかも隣の席だなんて、一体何の恵みでしょうね!?
二人して吃驚してました、ほんと。(私がキャラクター登録したその日に、彼女からも驚きのメールが飛んできたのです。)

…で、プレイヤー視点から語らせて貰うと、キャラクター作成後にまず私が見に行ったのは、美術室でした。その当時から即バストアップを発注する気満々で、お気に入りのイラストマスターさんを見つけるべく直行しましたね。
その後で一頻り疲れて休んでから、次は結社探し。まずは光鈴さんの所属結社さんを訪問させて頂いたのですが、その一つ目で看板ピンナップに一目惚れ(ぉ
結局、そのまま入団申請をして入団しちゃいました。

多分、次のSSの題材はその結社のお話だと思います。入団時からその後しばらく(美術室でのとある出会いの前)、くらいまでかな?
いつ書きあがるかわかりませんが、気長にお待ち頂ければそのうち書きます(←

ということで、次のSSでお会い致しましょう。
無性に首が痛い(きっと眼精疲労)、月城まりあでした。

leafline